学生にとって「一番話しかけやすい存在」になれるように
学校法人松山大学 経営企画部 社会連携課勤務 神岡 麻奈美さん
人文学部社会学科卒業
愛媛県立八幡浜高等学校卒業
母校で事務職員をしています。新人の頃に配属された学生対応の部署では、経験も少なく、何をしたらいいか分からず戸惑っていました。そんな時に先輩職員から「訪ねてくる学生からすると、あなたが一番年齢が近い。話しかけやすい存在になってあげて欲しい」と言われ、自分が学生の頃、近い立場で接してくれた教職員の方々に何度も助けられたことを思い出しました。それ以来、まずは積極的に前に出て、相手の話を聞くようにしています。今は産官学の連携を推進する業務に携わっており、商品開発プロジェクトの調整役や市民向け講座の事務局を担当しています。関わる対象が学生、教員だけでなく自治体、企業、地域住民などに広がり、進捗管理や情報共有をしながら学内と学外をつないでいます。ここでも、サポート役に徹しながらも話しかけやすい存在でいられるよう、できるだけ学生と一緒にプロジェクトに関わったり、講座を受講している地域の方とも積極的なコミュニケーションをとったりすることを心がけています。
ゼミで取り組んだ地域調査から、自分の地元に対する新しい視点を得られた
自分の生まれ育った地域のことをもっと知りたいと思い、八幡浜市の住民調査を行うゼミを選びました。先生の指導を受けつつ、最初に仮設を立ててからアンケートによってそれを検証していくというプロセスは、とても知的な刺激に満ちたものでした。現地調査で自治体や地域住民の方と関わったり、改めて市街地や観光名所を歩いたりしたのですが、よく知っているつもりだった街が、今までとは違う姿で見えてくる新鮮な経験でした。実際に自分たちの足でフィールドに出ることで初めて分かることがあると実感でき、今の仕事に対する姿勢にもつながっています。
※所属・役職はインタビュー時のものです。